光は、描かずに描く…?
しとしと降る雨の音と虫の声、安らぎます(笑)。
「遅夏(おそなつ)の雨が……」という歌詞を思い出しました。
遅い夏というには暑いすぎるのに、そんな時季です。
さて、禅問答のようなタイトルになっていますが、そういえばこういうのもやってみようかなと思った事です。
画面がのっぺりとして光を感じられないような気がする時は、これを思い出すといいかも?です。
大抵の絵は白地に描くのですが、この白を活かして陰影を表現するのです。
これは強い塗り重ねが利かない画材、色鉛筆や透明水彩(いずれも白色使用無しの前提)などに効果的です。
ここで逆に描くのは影です。
影を描けば、光を感じる事が出来るのです。
白い部分は、白を塗ったのではなく何も塗らずに残した部分でした。
光と影のコントラストが強いと、パァっと照らし出されているように感じられますね。
まあ、これは極端な一例なので、ほかに応用もあるでしょう。
ちなみに、上から塗り重ねが利くアクリル絵の具や油彩、塗り方によってはデジタルも、あとから光を描き足せます。
画材によって描き方が違いますが、それも面白みのひとつですねー♪
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